【この記事について】
英語が得意でなくても、笑顔と小さな勇気がきっかけで国を超えた縁が生まれることがあるようです。「外国人に話しかけられたとき、どう対応すればいいかわからない」と感じている方の心に、そっと寄り添えたら嬉しいです。コロナ禍を越えて再びつながった、7年越しのご縁の話です。
📋 目次
- 日比谷公園で起きた、偶然の出会い
- 中学生レベルの英語でも、伝わるものがあるようです
- WhatsAppという「気づき」——海外交流をする人のマストアプリ
- コロナ禍が途切れさせた、大切なご縁
- 7年越しに届いた「また日本に行くよ」
- 笑顔がつなぐご縁——笑顔のワークショップとの接点

日比谷公園で起きた、偶然の出会い
この写真は、7年前の春、日比谷公園で撮影したものです。
その日、通り抜けのつもりで歩いていたときのことです。英語で「桜は咲いているの?」と聞こえる声が、後ろから。時は3月下旬のこと。ソメイヨシノの開花宣言はまだで、河津桜は終わり、寒桜ならば咲いている——という微妙なタイミング。しかも、角を曲がった後だったので、桜の木は目視できない状況でした。
声の主は、遠目にも目立つ長い金髪の女性。カッコいいな、と思ったのは正直なところです。まさか話しかけられるとは思っておらず、少し焦ってしまいましたが、「ついさっき、あちらで咲いているのを見た」という記憶を頼りに、約50メートルほど戻ってご案内することに。
50メートル引き返した理由
「観光で来られているのだろう」という思いがありました。日本に来て「桜を見たい!」と思っている——その気持ちに自然に寄り添っていました。ご本人のカメラで撮影してさしあげ、自分の一眼レフでも撮影。小さな液晶画面でお見せしたところ、とても喜んでくださったようでした。
中学生レベルの英語でも伝わりました
名刺をお渡ししながら、こう伝えました。
「E-mailに連絡くれたら、送ります」
完璧な英語でなくても、気持ちは届くようです。
「英語が得意でないから、外国人に声をかけられても何もできない」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。でも、この経験を振り返ると、言葉の正確さより、相手の気持ちに寄り添おうとする姿勢の方が、ずっと大切なのかもしれないと感じています。
写真を送ったことをきっかけに、メールやWhatsAppでのやり取りが続くことになりました。
WhatsAppの「気づき」——海外交流をする人のマストアプリ
日本ではLINEが主流でWhatsAppを使っている方は少ない印象。ところが、使い始めてみると「知り合いかも」に表示されてみて気付いたのが、エアライン関連の方など、海外と積極的に交流している人々ばかりという事実。
- WhatsAppは欧米ではメジャーなコミュニケーションアプリ
- 海外の方と継続的に交流を続けるなら、実質的マストアプリなのでしょう。
- 「知り合いかも」機能が、思わぬ角度から国際的なネットワークを可視化してくれました。皆さんも「海外の方と連絡を取り続けたいけれど、何を使えばいいかわからない」という方には、WhatsAppを試してみることが、ひとつの選択肢になるのかなと。
コロナ禍前に実現した2度の日本観光アテンド
彼女はその後、コロナ禍前に2度来日されました。浅草や新宿をご一緒にご案内できたことは、今も温かい記憶として残っています。
言葉が完全に通じなくても、同じ景色を見て、同じものに驚いて、和食を味わい、そして言葉を交わす——その時間が、国を超えた信頼のようなものをつくってくれるのかもしれません。
コロナ禍が途切れさせた、大切なご縁
しばらくして、こんなメッセージが届きました。
「日本に行くことは、しばらく難しい」
コロナ禍が、世界中の人々のつながりを静かに変えていった時期でしたが、それは私たちの間でも同様に起きていました。それからおよそ2年間、連絡を取ることもなくなっていきました。「このご縁は、もう自然に終わっていくのかもしれない」——そんな気持ちが、心のどこかに漂っていましたが、縁というものは、静かに待っていてくれることもあるようです。
7年越しに届いた「また日本に行くよ」
先日、思いがけないメッセージが届きました。
「今月下旬に日本に行くよ〜」
7年越しのご縁が、また動き始めたようです。
どんな再会になるのか。どんな話ができるのか。今からとても楽しみです。
あのとき、50メートル引き返していなかったら。写真を撮って差し上げていなかったら。「E-mailに連絡くれたら」と名刺を渡していなかったら——この再会はなかったかもしれません。小さな一歩が長いご縁になるのでしょう
笑顔がつなぐご縁——笑顔のワークショップとの接点
このご縁を鑑みて改めて感じることがあり、笑顔は言語の壁を越える、のだなと。
完璧な英語でなくても、たどたどしくても、相手に向けた笑顔と誠実な気持ちがあれば、そこに縁が生まれることがあるようです。笑顔のワークショップでお伝えしていることも、突き詰めればここに行き着くのかもしれないと感じています。
- 笑顔は「つくるもの」ではなく「伝わり、そして伝えるもの」
- 相手の気持ちに寄り添おうとする姿勢が、自然な笑顔をつくり、その笑顔が、国を越えて人と人を繋いでいくものなのでしょう。
「人と仲良くなりたいけれど、どう話しかければいいかわからない」と感じている方に、この小さなエピソードが、何かのヒントになれば嬉しいです。
🌸 笑顔のワークショップについては、こちらのページでもご案内しています。よろしければ、のぞいてみてください。



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