昔のフィルムを受け付けして困惑することがあります

Photo@Essay
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何が写っているか分からないフィルムが引き出しから出てきたら、現像依頼をすることでしょう。でも、結果が芳しくないこともあるのが、化学処理を必要とする銀塩フィルムの性質というものであることを、ご存じない方が多いのもまた事実。最近、続けて珍しいフィルムの現像を依頼されました。こちらは、多分20年くらい前。

お客様は、「フィルムに期限がある」ことを知らずに使ってしまったようで、画像がうっすらと記録されていたのみ。日常使う言葉に置き換えるなら、”鮮度”が近いかと思います。プロ用フィルムは、冷蔵庫での保存を推奨されているほどですので。

そして、こちらは「ガラス乾板」。

20年前のパトローネに立てかけて撮ってみました。お客さんのお話しでは55年前のものだそうです。ガラス乾板の実物を見るのはこれで3度目。プロカメラマンである私でさえ、「おぉ」と言ってしまったくらいなので、アルバイトスタッフさんが受け付けしなくて良かったですよ。尚、こうして、画像がハッキリと確認できれば、プリントは可能、ということになります。

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