一つ前の投稿 JALのDINING PORT 御料鶴 へ2-1(全天球GIFアニメ) では、全天球GIFアニメのみご紹介しましたが、こちらの投稿では、同行してくださったお客さま(Sさま)のことや、御料鶴さんのことなどについて、投稿したいと思います。
2020年秋から切望
御料鶴のことを知ったのは、昨年秋のこと。行きたいなぁと思いつつ、新しい生活様式を迎えている中で、「どなたかご一緒に」とお声がけすると、どなたも一様に「行きたいです」とのリアクションで、外観や雰囲気、そして、メニューが素晴らしいと伝わるウェブサイトだからなのでしょう。県外の方が境を越えるのが難しいということもあり、延びておりました。
そうこうしているうちに、いつの間にやら、半年以上が経過。ひょんなことから、10年程前より、時折、撮影依頼を頂いているSさまからご連絡がありまして。本題もそこそこに、(お住まいが成田空港から遠くないことはインプット済)
「こんなレストランがあるのですが一緒に行きませんか?」
と、お誘いしたところ、ご快諾いただきまして念願が実現することに☆
最初に予定していた日程が、Sさまの新型コロナワクチン接種の都合から延期になったのは、今ならではで、結果、初めてワクチン2回接種済の方とお会いすることにもなったわけです。尚、やはり、少し腕の痛みは出た、とのことでしたよ。
こうした偶然から生まれたのが ほぼ無人の成田空港 ということになります。空港で2時間過ごしたあと、成田空港第一ターミナルでお待ち合わせとなりまして、Sさまの車で御料鶴へと移動。車中10分ほどは「お久しぶりです〜」からの会話が途切れることなく続き、カーナビをセットすることなく連れて行って下さったのは、地元の方ならではのことでしょう。
予約は1番枠の11時半
最初の予約時間帯である11時半前に到着すると、JALの制服の方がお出迎えくださいました。JALのカレンダーは今年も購入 しているためか「新ユニ!」の驚きはなかったのですが、機内や空港以外での制服姿は新鮮に感じました。
消毒・検温を済ませて着席。メニューが運ばれて来ると、Sさまからの一言が、「何を頼まれますか?」と。
こうして、聞いてくださるのが、CAさんのホスピタリティだよなぁと、改めて気付かされました。
メニューは、どれも魅力的なことは分かっていましたが、”JALラウンジのカレー”と決めていましたので、
「ビーフカレーにします」
と迷わずお答えすると、
「(他のが希望のようで)迷うなぁ。では、私もカレーに」
と。時節柄「別々のを頼んでシェアしましょう」と言えないのは辛いところ。
そして、ジャジャーーーン(音がした気がします)。JALラウンジには縁がないので比較が出来ませんが、
JALラウンジビーフカレー
は、美味しかったです!
箸置きにおもてなしの心
真っ赤な鶴の箸置きの造形美に心打たれました。
90分はあっという間でした
お仕事の話やら、今後の展望のことなど、話題は尽きませんでした。私は壁向きに座っていたので、店内の様子はあまり分かりませんでしたが、Sさまが、
「あれ?制服が違いますね」
と、気付かれたようで。私は、飲食サイトの口コミで、現役の客室乗務員さんが制服を着用されているはの、知っていたの(配膳はレストランスタッフさんでした)で、「レストランスタッフと制服が違うらしいですよ」と伝えると、
「立ち居振る舞いが違う気がする。そして、お綺麗!」
と話されていたのが印象的でした。
食事を終えて、店内に陳列されている飛行機のディスプレイなどをじっくり見るために立ち上がって、写真を撮るなどしていると、客室乗務員の方から
「撮りましょうか?」
(これは丁重にお断り(;^_^A,)とお声がけしてくれたのですが、目を合わせてくるんですよね。そして、合わせた視線を外さずその眼差しが暖かいのです。
修学旅行同行撮影の機内で経験したことがを懐かしく思い出しました。夕暮れの日差しを見るために、CAさんのシートの窓を見ていたのですが、しばし、見つめ合ってしまったことがありまして。
一人のおっさんとしては、かなり衝撃的な体験でしたので、当時、この体験を証明写真撮影時に利用してくださった日系の客室乗務員のお客さまに話してみると、
「偶然に視線が合ったときでも視線は外すなと教わる」
のだそうです。逆光でもあり、数列先に窓があり、シンプルに窓の日差しを凝視していたはずが、乗客方向に座る客室乗務員としては、当たり前のことだったのでしょうけれど、「視線が合わせる・外さない」は、ホスピタリティの基本の基、なのだろうと推測しています。
そんな時間を過ごしましたが、話す時間があれば、と用意した JAL機体工場見学 の際のチケットを用意していたのですが話はレストランの方とは出来ずに店外へ。
お店の前で記念写真
「そうだ、お店の前で写真を撮りましょう」とSさまに声を掛けると、「え、撮っていただけるんですか?」と。そうでした、Sさまとは、プライベートでお会いするのは初めてで、対価をいただかずに “撮る” ということは今までなかったわけですから、気を遣っていただいたのですな。食事中は、黙食が推奨されることと距離が近いこともあり、カメラを向けるのは控えたので、この日、初めてのお声がけでした。
「では、この石畳にどうぞ立っていただいて」「最近撮られることがなくて、どんな風にしたらいいのか」 「スマホですし、お気軽に」というような会話をしつつ撮ったのがこちら。
撮影中に、レストランから出てきた別のお客さんが、私が撮っていることに気付いて木の陰に隠れてくれたりしたので、表情の確認はほとんどしなかったのですが、戻ってからじっくりとチェックしたら、バッグを掛け直しながらも視線は外さずその表情は柔らいですし、立ち姿は美しいし、
「さすがだなぁ」
と思わず、つぶやいてしまったほどでした。この感想は、後日送信時にお伝えしたところ、喜んで下さったようでした。
この後、全天球カメラを体験していただいたわけです。
「このショットはマスクとサングラスで」と言うと、「サングラスが似合いますよね」とお褒めくださいまして、最後まで、ホスピタリティの塊のSさまなのでした。ありがとうございます☆
対価の有無で関係性も思いも変わる
ところで、対価をいただく撮影というのは、言い換えれば、お客さまは「オンの状態」。そして、それをいただく側の私は、「かわいい」「きれい」という感想を持たないで接しますし、「写り具合」等々に視点を向けるので、今まで気付かずにいたSさまの柔らかな雰囲気に、この日改めて、その魅力に惹き込まれてしまいました。(以前の撮影は下方のリンクをご参照あれ)
ホスピタリティの塊と前述しましたが、食事中も、聞き役に徹してくださいまして、なんだか私の話ばかりしていたような、、、この点は、スマイルコンサルタントとしては、大いに反省しており、「食後のお茶を」と考えないでもなかったのですが、空港周辺にはファミレスは皆無ですし、空港にはオリンピック選手の来日ラッシュで密は避けるべき、ということもあり、お開きとなりました。
対価の有無という表現は語彙不足で美しくない表現ですが、Sさまのお人柄に触れることが出来て楽しい時間となりまして、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。次にお会いするときには、私が傾聴し、話題にしてくださった花鳥風月などのお話をたくさん聞きたいな、と思うのでした。
御料鶴 でJALのおもてなしと美味しい食事を堪能できた、夏のランチタイムでした。皆様も是非。
別のお客さまの制服記念撮影に搭乗された機体に遭遇なんてこともありました。
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